良いデザインと悪いデザインの基本的な判断基準
デザインを作る時や、制作会社に依頼してデザインを確認するときなどデザインの良し悪しを判断する必要があります。
デザインを学習する上でも避けては通れないテーマです。
そんな時の参考になるように、この記事では良いデザインと悪いデザインの基本的な判断基準を筆者なりに解説します。
デザインといっても本当に様々なものがあります。
本記事ではできるだけ汎用的に使える考え方を説明できたらなと思っています。
※Webサイトやロゴなどの具体的な判断基準についてはこの記事では触れません。
良いデザインと悪いデザインの基本的な考え方
例えば、こちらの2つの椅子のデザインは良いデザインでしょうか?悪いデザインでしょうか?
2つの椅子
なかなか判断が難しいですよね。
それは、「目的や使う人による」からです。
左の木の椅子は、木を基調とした部屋やオフィスなどでは良いデザインと言えるかもしれませんが、ゲームをするような人にとっては長時間座るのは苦痛になるかもしれません。
右のオフィスチェアは、オフィスでは良いデザインと言えるかもしれませんが、結婚式場ではあまり良いデザインとは言えないかもしれません。
デザインの定義と目的でも触れていますが、デザインは特定の目的を達成するために行うことですので、目的や使う人によって良いデザインや悪いデザインの判断が変わって来るというのが基本的な考え方だと思っています。
この考え方は、椅子のデザインでも、Webサイトのデザインでも、バナーデザインでも基本的には同じく使えるものです。
つまり、良いデザインと悪いデザインを判断するためには、どのような目的で誰に向けたデザインなのかを明確にすることが重要です。
良いデザインと悪いデザインの特徴
基本的な考え方を踏まえた上で、良いデザインと悪いデザインの特徴を見ていきます。
こちらの特徴も特定のデザインに対してではなく、様々ななデザインに当てはめられると思います。
機能性(Functionality)
| 良いデザイン | 悪いデザイン |
|---|---|
| 目的を果たすことができる | 目的を果たせない |
| 必要な機能が全て揃っている | 必要な機能が不足している |
| 操作が直感的 | 操作が分かりにくい |
美しさ(Aesthetics)
| 良いデザイン | 悪いデザイン |
|---|---|
| 統一感がある | 統一感がない |
| バランスが良い | バランスが悪い |
| 時代に合っている | 古臭い |
使いやすさ(Usability)
| 良いデザイン | 悪いデザイン |
|---|---|
| 直感的に使える | 使い方が分からない |
| 学習コストが低い | 学習コストが高い |
アクセシビリティ(Accessibility)
| 良いデザイン | 悪いデザイン |
|---|---|
| 誰でも使える | 一部の人しか使えない |
| 色覚異常者などにも配慮している | 色覚異常者などに配慮していない |
一貫性(Consistency)
| 良いデザイン | 悪いデザイン |
|---|---|
| デザインルールが統一されている | デザインルールがバラバラ |
| 同じ要素は同じ見た目 | 同じ要素なのに見た目が違う |
| ブランドイメージが統一 | ブランドイメージが統一されていない |
デザインの評価は、主観的ではなく客観的に行うことが重要です。
「好き・嫌い」ではなく、上記の特徴を参考にして判断するといいと思います!
ここまでが様々なデザインに当てはめられる考え方です。
ここからさらに、デザインの領域ごとの具体的な判断基準をベースに深掘りしていくのが良いです。
よくあるデザインの間違い
最後に、デザインを作る時によくある間違いを紹介します。
もちろん意図がある場合もありますが、それ以外の場合はこれらの間違いを認識しておくことが重要です。
- 見た目だけを重視する
- 美しいが使いにくいデザイン
- 機能性を無視したデザイン
- トレンドに流される
- 流行りのデザインを無理に取り入れる
- ブランドに合わないデザイン
- ユーザーを無視する
- デザイナーの好みだけで決める
- ユーザーの声を聞かない
- 一貫性を無視する
- ページごとにデザインが違う
- 統一感がない
あるあるなので、デザインを作る時だけではなく判断するような時も参考にしてみてください。
まとめ
本記事の内容をまとめます。
- 目的や使う人によって良いデザインや悪いデザインの判断が変わって来るというのが基本的な考え方
- 機能性、美しさ、使いやすさ、アクセシビリティ、一貫性の5つの特徴を見るのが重要
- よくある間違いを認識しておくことが重要